ゴルフ会員権について。メリットや種類

ゴルフ会員権とは、会員制のゴルフ場のメンバーになる権利です。
「株式」、「預託保証金制」、「プレー会員」の3種類があり、ゴルフ会員権市場において、時価で売買されます。

  • メリット
  • ゴルフ会員権の
  • 会員の
  • ゴルフ会員権
  • 購入の流れ
  • 売却の流れ

会員になるメリット

ゴルフ会員権メンバーになると、さまざまなメリットがあります。

  • 1優先的にプレー予約ができます。

    週末でも優先的に予約が可能になり、一人でも気軽にラウンドを楽しめます。また、ゲストを招待してのプレーもスムーズに行えます。

  • 2メンバーフィーでプレーができます。

    特に、週末にラウンドを楽しまれることが多いという方に大きなメリットがあります。ゴルフを頻繁に、自由に楽しめるので早く上達できるでしょう。多くのゴルフ場では、会員のグリーンフィーは非常にリーズナブル、あるいは無料です。

  • 3ゴルフ場主催の競技会に参加できます。

    オフィシャル・ハンディキャップを取得でき、ゴルフ場が主催する様々な競技会に参加できるようになります。

  • 4ゴルフを通して仲間が増えます。

    会員としてのつながりを通じて、共通の趣味を持った友人や仲間を得ることができます。

  • 5ステータスにもなります。

    会員権を持つということは、社会的なステータスとしても認識されます。ゲストを招待する際の満足度も高まります。

  • 6家族優待、同伴者割引などクラブの特典が受けられる

    会員であれば、家族優待や同伴者割引など、ゴルフ場独自の特典を享受できます。

  • 7系列コースや提携コースを優待利用できる

    系列や提携している他のコースを特別料金で利用できるなど、プレーの選択肢が広がります。

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ゴルフ会員権の種類

ゴルフ会員権の種類

1.株主会員制

株主会員制では、会員はゴルフ場の設立時に株式を購入し、株主としてゴルフ場の経営に参加します。株主会員は株主総会で投票権を行使し、ゴルフ場の方針に影響を与えることができます。また、ゴルフ場が解散する場合には、保有株式に基づいた資産の分配を受ける権利があります。

2.預託金制

入会預託金制度では、資金の預け入れによって会員権を得ることができます。預け入れられた資金によって、ゴルフコースの建設や運営が行われます。預け入れた資金は無利子で、一定期間後に返還を請求することが可能です。

3.プレー会員制

プレー会員制では、会員は施設の優先利用や特定のサービスを享受できますが、経営参加や資産価値としての会員権は有しません。プレー会員制は、比較的リーズナブルなのでゴルフを楽しみたい人に適しています。

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会員の種類

会員の種類

1.正会員

月曜から日曜まで、全日メンバーフィーでプレーが可能です。ゴルフ場が主催するあらゆる競技にも参加できるため、最も恩恵の大きな会員といえます。

2.平日会員 or 週日会員

月曜から金曜、または土曜までの平日にメンバーフィーでプレーが可能な会員です。ゴルフ場によって会員の名称や利用できる曜日に違いがあるため、具体的な条件を確認する必要があります。

3. 婦人会員

一部のゴルフ場では婦人の会員数を制限していることがあり、その場合、婦人会員権は既存の婦人会員からの譲渡でのみ入手が可能です。婦人会員権は数が限られているため、価格が男性会員権よりも高額になることが一般的です。

4. その他

法人会員
法人名義での会員権を持つ場合、登録された個人がメンバーフィーでプレーできます。また、無記名で利用可能な法人会員権も稀に存在します。

隔日/隔週会員
一部のゴルフ場では特定の日にのみ利用可能な会員制度を設けています。これには隔日会員や隔週会員が含まれ、使用できる日が限られています。

法人制限
法人としての入会にあたり、ゴルフ場によっては特定の条件や制限を設けている場合があります。

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ゴルフ会員権価格の相場形成要因

基本的には需要と供給のバランスで決まるものの、下図の諸要因が複雑に絡み合って価格が決まっていくことになります。

ゴルフ会員権価格の相場形成要因

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ゴルフ会員権購入の流れ

1. ご購入希望コースの決定
予算や立地、施設の質、経営状況、コースの特徴、加入条件などを考慮し、入会を希望するゴルフ場を選定します。まだプレーの経験がない場合は、事前にそのゴルフ場を訪れて、雰囲気やコース条件をチェックすると良いでしょう。

2. ご希望金額(ご予算)に基づき交渉
希望する会員権を予算内で購入するため、譲渡者を見つけたら価格交渉を行います。納得のいく条件での取引を目指しましょう。

3. ご入会に必要な書類の準備
取引の詳細が決まったら、入会に必要な各種書類を整えます。提出日時や場所、支払い方法などもこの段階で確定させます。

4.会員権のご購入取引
取引当日は、提出する書類一式を最終確認し、必要な署名や捺印を行います。取引内容に従い決済を済ませ、ゴルフ場への書類提出を行います。

5. 名義書換手続
ゴルフ場で書類が受理された後、審査が行われ、理事会の承認を経て正式に名義書換が行われます。名義書換料の支払いを終えた後、会員としてのプレーが可能になります。その後、会員証やネームプレートが送られてきます。
なお、ゴルフ場によっては入会前に面接やテストプレーが必要な場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。

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ゴルフ会員権購入にかかる代金

1.名義書換料

会員権を購入した後、自身の名義に変更するために必要な手数料です。名義書換料はゴルフ場によって大きく異なり、数万円から数百万円までの範囲があります。名義書換料はゴルフ場の運営資金として重要な収入源となっており、一般的に返金されません。

2.入会預託金

ゴルフ会員になる際、ゴルフ場の運営会社へ預けるお金のことを指します。一定の金額を入会預託金として預け入れることで、ゴルフ場の優先的利用権を得ることができます。ゴルフ場によって異なりますが、預託金は10年~20年程度の据置期間が設けられています。据置期間が経過すると、会員に「預託金返還請求権」が得られるのが一般的です。

3.年会費

会員権を持つことでゴルフ場の施設を利用する権利を得ますが、その権利を維持するためには年会費の支払いが必要です。年会費はゴルフ場のメンテナンス費用やサービス向上のために使われます。年会費は毎年支払う必要があり、金額もゴルフ場によって異なります。

4.取引手数料

会員権を売買する業者を通じて取引を行った場合、そのサービスに対して取引手数料が発生します。手数料の金額は取引価格の一定割合で計算されることが多く、売買双方で負担することが一般的です。

コース選びのチェックポイント

1.経営内容

ゴルフ場の経営状況は、安定性や将来性を判断する上で非常に重要です。財務状態が良好で、継続的なメンテナンスや改善が行われているかどうかを確認しましょう。また、経営方針が自分の価値観やゴルフに対する考え方と合致しているかも重要なポイントです。

2.アクセス

ゴルフ場までのアクセスは、利用する機会が多いほど大きく影響を受けるポイントです。自宅や職場からの距離はもちろん、公共交通機関の利用のしやすさや道路状況も確認しておくと良いでしょう。

3.施設内容

ゴルフ場の施設内容も重要なチェックポイントです。コースの質はもちろん、練習場やクラブハウス、ロッカールームなどの施設の充実度も確認しましょう。また、ゴルフ以外にもリラクゼーション施設やレストランなどの付帯施設が整っていると、より豊かなゴルフライフを楽しむことができます。

4.サービス

スタッフの対応、予約システムの使いやすさ、レッスンプログラムの有無、会員向けの特別イベントなど、細かなサービス内容をチェックしてみましょう。質の高いサービスが充実しているゴルフ場ほど、長く快適に過ごすことができます。

ゴルフ会員権売却の流れ

1. 売却のご注文を受けた場合
売却を希望される際は、まずは会員権を登録している名義人の情報(氏名、住所、証券番号など)を提供していただきます。それに基づき、ゴルフ場で会員権の状況、年会費の納付状況などを確認します。

2. ご希望金額に基づき交渉
お客様の希望する売却価格を基に、適切な購入者を見つけるための交渉を行います。価格にご満足いただけるまで、しっかりとサポートさせていただきます。

3. 譲渡に必要な書類の準備
取引の詳細が決まったら、次に譲渡に必要な書類(会員権証券、印鑑証明書など)をご用意いただきます。そして、取引の日時や場所、決済方法についても確定します。

4.会員権のご売却取引
取引の当日には、譲渡書類に署名・捺印をしていただき、決済も行われ、取引が完了します。

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